購入申込書を提出する際の注意点

こんにちは、株式会社武蔵小山不動産の吉沢です。
今回は、購入申込書を提出する際の注意点をお伝えいたします。

不動産を購入する際には、「購入申込書」を売主様へ提出する必要があります。購入申込書は、不動産を購入する意思がある旨を売主様へ表明する書面のことです。
あくまでも申し込みをすることで、契約が成立することではありません。
不動産会社によっては、「買付証明書」といった言い方もしますが、いずれも同じものです。

購入申込書を書く理由

①交渉権を優先的に得るため
不動産取引は一般的には先着順になることが通常ですが、後から良い条件の購入希望者が現れた場合、そちらが優先されるケースがあります。

②価格、条件を交渉するため
購入申込書に希望する金額・契約予定日・手付金の金額・引渡し予定日・その他の条件を記載して交渉します。
金額や引渡し時期等の条件について売主様から逆に提示されることもあります。条件に相違があれば、互いに交渉していくことになります。
また条件等によっては、売主様から拒否されることもあります。

購入申込書を提出したらキャンセルできない?

購入申込書は、購入希望者の購入の意思表示であり、売買契約ではありません。
また購入希望者は、自由に撤回できる性質を持っています。
自由に撤回できますが、「いつでもキャンセルできるからとりあえず」、「とりあえず物件を押さえておきたいから」といった軽い気持ちで提出するのはやめましょう。

購入申込書へ記入する内容
①購入予定金額
②契約予定日
③手付金の金額
④引渡し予定日
⑤住宅ローン利用の有無、金額
⑥住宅ローン事前審査の状況
⑦その他の希望条件

上記のような具体的な情報を記入する必要があり、売主様も購入意思が高いものとして話を進めていきます。仮押さえのような感覚で、購入申込書を提出することは控えるようにしましょう。

まとめ

購入申込書を提出した後のキャンセルはできる限り避けるためにも、自分なりの購入基準を決めておき、希望物件に出会えたら提出するようにしましょう。

不動産取引は、人生でそう何度も経験しない取引です。買主様の不動産に関する知識が不足していることで、トラブルに巻き込まれる可能性があります。「キャンセルできません」など偽りの情報で契約をまとめようとする不動産会社もいますので注意しましょう。

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