頭金なしでマイホームを買うときの注意点
こんにちは、株式会社武蔵小山不動産の吉沢です。
マイホームを購入する際、必ず頭金を用意しなければ住宅ローンを借りることが出来ないと考えている人も多いのではないでしょうか。
昔は、物件価格の2〜3割頭金がなければ、住宅ローンを貸してくれませんでしたが、今は返済能力に問題がなければ、頭金なしでも住宅ローン(物件価格+諸費用)を借りることができる金融機関が増えてきています。
頭金なしで住宅ローンを借りることには注意点がありますので、事前に知っておきたいた注意点をお伝えいたします。
目次
注意点1:審査が厳しくなる
金融機関の融資条件を満たし、金融機関が返済能力に問題がないと判断すれば、頭金なしでも住宅ローンを借りることが出来ます。頭金がある場合に比べて借入額が増え、年収に対する年間返済額の割合が大きくなるため、金融機関の審査が厳しくなることがあります。
注意点2:金利が高くなることもあります
頭金が「ゼロ」ということは、金融機関はリスクとして考えています。
そのため、金融機関によっては、物件価格に対する頭金の割合によって借入金利が変わることがあります。
フラット35は、頭金なして借入する場合、9割の部分と残り1割の部分での融資条件が違います。
1割部分への融資に対しては、金利が2%〜3%となる場合がほとんどとなっています。
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注意点3:将来売却する時に、ローンが残る可能性がある
借入額の割合が高いほど、返済期間中の不動産価格の値下がりなどの原因で、住宅ローンの残債が物件の資産価値(売却価格)よりも多くなる可能性が高くなります。
担保割れの状態では、物件を売約することとなった際に、売却代金で住宅ローンを完済できず、差額を手元の資金で返済することになります。
注意点4:現金を用意する必要はあります
売買契約を締結する際に、手付金として現金を用意する必要はあります。
手付金の額は、物件価格の5%〜10%が一般的な額です。
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まとめ
現在は、頭金なしでマイホームを購入することは、めずらしくありません。
大切なことは、頭金なしで購入することで起こる可能性のあるリスクを理解して、住宅ローンを借りることです。