ポストに入っている不動産のチラシの注意点

こんにちは、株式会社武蔵小山不動産の吉沢です。
自宅のポストに不動産に関するチラシが入っているのをよくみます。
新築マンションや売却の依頼だったり色々な種類のチラシが入ってきます。

このような内容のチラシが入っていませんか?
・今の家賃と変わらない月々の支払い額
・具体的な家族の内容を記載した、「マンションを探しているお客様がいます」

今回はチラシを見る時の注意点をお伝えいたします。
マイホーム探しの参考にしていただければ幸いです。

注意点1:月々の支払い例

今の家賃とあまり変わらない、「月々◯◯万円」で購入することができるような内容が掲載されています。

この返済例で住宅ローンを借りる条件として、チラシの中に小さい文字で、条件が記載されているはずです。
「変動金利◯◯%、35年間、自己資金◯◯万円、物件価格のみで諸費用は含みませんなど」

低い金利を掲載して月々の返済金額を下げていますが、全員が低い金利で借りられるわけではありません。借りる人の属性(勤務先・年齢・勤続年数等)によって金利は変更されます。

マンションです、管理費や修繕積立金がプラスされますし、その他、固定資産税も支払うことになります。新築マンションの多くは、購入してもらいやすいように修繕積立金の額が抑えられていますので、将来値上がりしていくことが多いです。

月々の返済例には、諸費用分の金額は入っていませんので、諸費用を含めて全額住宅ローンを借りますと、月々の返済額は増えてしまいます。
ちなみに、諸費用は物件価格の8%〜10%かかります。

注意点:このエリアで探しているお客様がいます

次のような内容が記載されたチラシがポストに入っていませんか。

①このエリアで予算◯◯◯◯万円でマンション(戸建)を探しているお客様がいます。
②このマンション限定で探しているお客様がいます。
③年齢・家族構成などの具体的な購入希望者のことが記載されているチラシ。

チラシにこのような内容が記載された購入希望者は、実際にはいません。
チラシを入れた不動産会社に問い合わせが入るようにしています。
「チラシのお客様は他の物件を購入してしまいました」などと言われ、「せっかくお問い合わせをいただいたので、査定してみませんか」となります。
売却する方向へ話をもっていこうとします。

まとめ

不動産業界だけでなく、他の業界でもこのようチラシや広告を利用して集客をしている会社が多くあります。事前に注意点がわかっていれば、間違えてしまうこともなくなると思います。

購入を考えている人は、記載されている月々の返済例は、安く設定して購入しやすくしていることが多いと考えてください。
諸費用などの金額、将来に発生する支出も検討して住宅ローンの返済額を決めましょう。

本当に売却を考えている人や、いくらで売れるか考えている人は、複数の不動産会社に査定を依頼するようにしましょう。
査定額や根拠となるデーターの確認、各不動産会社のサービス内容を確認してみてください。
不動産会社とのやりとりを通じて、信頼できる不動産会社、信頼できる営業スタッフに依頼をすることが大切です。

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